税理士顧問契約の落とし穴!チェックすべき4つのポイント③

税理士との顧問契約チェックポイントその3です。

Point 3 月次試算表

毎月の試算表、翌月の何日頃できあがっていますか?
月次試算表は、毎月の成績表です。目標・予算・計画・見込に対して実際にどうだったか?を確かめるものです。ということは、1日も早く成績を確認して、1日も早く対策を打つべきです。

しかしながら、会計事務所から月次試算表が届くのは、翌月の下旬くらいになっていないでしょうか?
ひどい場合は、年に1回だけまとめてデータ入力をして、「確定申告に間に合ってますよね?(何か問題ありますか?)」と平気で言われるケースもあります。

これは、会計事務所の担当者の意識の問題かもしれません。そして、1回目の月次試算表報告が、たまたま翌月末だとすると、そのまま「翌月末」というサイクルができあがったりあするものです。

そこでやるべきことは、契約で縛ることです。つまり、契約書に、「月次試算表は翌月15日までに提出すること」と定める必要があります。
ただし、「集計が遅いのは、御社(あなたの会社)が領収書を提出するのが遅いからです」というやり取りにならないよう、「翌月3日までに領収書等の証憑を会計事務所に送ること」というルールも合わせて決めておく必要があります。

チェックポイント

毎月できるだけ早く試算表を出してもらうルールにする